【文豪ストレイドッグス】心に来る名言&名セリフランキング15
【文豪ストレイドッグス】心に来る名言&名セリフランキング15
文豪ストレイドッグスの名言・名セリフをランキング形式で紹介します!
15位 11巻 太宰治
名言:「確かに人は皆罪深く愚かだ だからいいんじゃあないか」
太宰は元マフィアで、人の汚い部分を多くみてきました。だからこそ言える台詞です。
彼の過去はアニメなどでも語られていますが、太宰は人の汚い罪深い部分を見て、それでもなお人が良いと考えています。一言では言い表せないその哲学は、現実で役に立つ時が来るかもしれません。
14位 11巻 オルコット
名言:「最初から……無料で差し上げる気でしたから」
フィッツジェラルドを探し出し、彼に再び指示をくれと仰ぐ彼女。そんな彼女に応えるように、フィッツジェラルドは再び瞳に光を宿します。そのとき、異能を発動させるために自分に投資せよ、献上せよと彼は言いました。
結果としてあまり大した力とはなりませんでしたが、それに対してオルコットは上のようにいいました。フィッツジェラルドには愛した女性がいますが、しかしこんなひたむきに慕われては、答える意欲もわくというものですね。
13位 10巻 田山花袋
名言:「蒲団の外は地獄じゃあ 美しきものは空の上 楽しげなるものは海の底」
これは毛色が違ったものですが、立派な名言といえるでしょう。彼は蒲団という自分がリラックスできる場所でしか、その異能を発揮することができません。加えて外に出たくないという、引きこもり願望も備えています。
そんな彼が外に出たくない、外は楽しくないのだ、と訴えている台詞がこれです。
蒲団は天国。そう考える人は大勢いるでしょう。そうすると、もしかしたらいちばん身近に感じることが出来る台詞なのかもしれませんね。
12位 7巻 マーク・トウェイン
名言:「ならこれは狩りじゃあない 男と男の決闘だ」
白鯨から脱出した中島敦を、トウェインは自らの異能によって追い詰めていきます。
それは上からの指示に従った狩り、彼にとってはそうした心づもりでいました。しかしながら、驚くほどに維持を見せる敦にトウェインの顔つきは変わります。
そうして信念を通そうとする姿に、ある意味での感銘をうけたのでしょう。狩りではなく男と男の決闘だとするトウェインは、立場こそ悪とされる側ですが、憎めない真っ直ぐな人間なのでしょう。そんな性格を表す一言です。
11位 8巻 太宰治
名言:「中也 私の作戦立案が間違ってた事は?」
太宰治は元マフィアの人間です。そして、中原中也とコンビをこみ、双黒として恐れられていました。
そんな彼らが、ギルドに対する場面で一時的にコンビを復活させ、共闘をします。その折、作戦を立てた太宰が中也にかけた台詞がこれです。
お互いにいがみ合ってはいますが、ある意味での信頼はしっかりと積み重なっています。その証拠に、中也はこの言葉を聞いて何も言えず、素直に従いました。二人の関係がハッキリと見える、そんなシーンに相応しい台詞といえるでしょう。
10位 2巻 与謝野晶子
名言:「命を大事にしない奴はぶっ殺してやる!」
与謝野晶子は珍しい治癒能力の持ち主です。
彼女は医者としての知識もあり、また経験もあります。その異能もあり、様々な死を見届けてきた彼女は、死こそが命の究極であるとの世迷い言を許すことはできませんでした。その際の言葉がこれです。
その一言の中には、命を大切にしろという意味と、ぶっ殺してやるという意味と2つが備わっています。その矛盾もまた彼女らしく、読者にはっきりと伝えてくれる名言だと思います。
9位 7巻 フィッツジェラルド
名言:「俺には俺の所有物である君たちを守る権利がある」
彼はギルドの長であり、部下達を自らの所有物であると捉えています。傲慢であり、金に物を言わせるようにして周囲を動かす彼の思想や手段は多くの敵を作りました。
しかしながら、それでもトップに立てた資質というものが、この一言からは窺うことが出来ます。
自分のものが傷つけられることは許さない。そんな傲慢な考えは、しかし自らの組織を守る上で有利に働いており、彼という人物像をはっきりと示していると言えるでしょう。
8位 7巻 太宰治
名言:「自分を憐れむな 自分を憐れめば 人生は終わりなき悪夢だよ」
中島敦はずっと自分の過去に苛まれていました。いらないものと虐げられ、自らの異能に追い詰められた日々は彼の中から消えません。
上司である太宰治はそれを承知の上で、「君から過去を取り上げる権利は私にはない」と前置きした上で、敦に上のように告げました。
自分を憐れみたくなる場面は、生きていればきっと何度も訪れることでしょう。
しかし、そこで憐れんでいては、ずっとその場所から動くことは出来ません。それは正しく悪夢といえます。そう考えると、非常に的を射た名言です。
7位 2巻 泉鏡花
名言:「私は鏡花 35人殺した もうこれ以上一人だって殺したくない」
彼女は自分で異能力を操ることができない異能力者でした。
中島敦は彼女との戦いの後、彼女の体に巻き付けられた爆弾が爆発しようかというときになって、漸くそのことに気づきます。
携帯電話から聞こえる指示のままに殺すしかなかった彼女が、しかし最期かと思われたそのとき、敦を生かすことを選びます。そのときの台詞がこれです。
まだ年端もいかない彼女は、ままならない人生を送っていた。それがこの一言によって表現されており、名セリフとも言えるでしょう。
6位 3巻 国木田独歩
名言:「お前の舟は一人乗りだ 救えない者を救って乗せれば――共に沈むぞ」
助けた泉鏡花のことが気がかりで仕方がない中島敦に向かい、彼が言い放った痛烈な名言です。
不幸な者に対して心を砕くなとは言わないが、だからといって救えるとは限らない。悲しいけれど正論で、これを言われた敦も言葉に詰まりました。
人を救えるのは、自分の舟に余裕があるものだけです。そのことをしっかりと弁えている彼ですが、「俺も何度も失敗してきた」の台詞からわかるように、自分のキャパシティを思い知らされるようなことが、過去にあったのかもしれませんね。
5位 10巻 太宰治
名言:「君は地獄に居た 地獄が君を正しく育てたんだ」
中島厚は孤児院で育てられ、その環境は劣悪の一言でした。
中でも孤児院を運営する院長の所業は暴虐の一言につき、そのトラウマは今でも敦の中に根付いています。しかし、その思い出や経験こそが、彼を育てたのもまた事実。
手段は間違っていたけれども、院長は確かに敦を育てた。その事実に気付かせるよう、促した太宰の言葉は敦を真っ直ぐに刺しました。
どんな環境であっても人は育つ。そのことを再度確認させてくれる、少し切ない台詞ですね。
4位 10巻 芥川龍之介
名言:「今日は貴様の師が死んだ日 故に今日は見逃してやる」
彼と中島敦は因縁の相手であり、ライバルであり、永遠の宿敵ともいえます。
しかしそんな敦と出会っても、そのとき芥川は手を出すことはありませんでした。その理由として述べられたのがこの台詞。
芥川にとって師というものはとても大きな存在です。それを失った敦の気持ちを慮るような態度を見せ、実際に手出しはしませんでした。
このことからは、芥川にも矜持が存在しているのだということをしっかりと確認させてくれます。
3位 7巻 中島敦
名言:「昔、私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた。」
文豪ストレイドッグスという漫画は、登場人物は全て実際にいた文豪達をモデルとしています。
そしてこの台詞は、中島敦というキャラクターのモデルとなった中島敦が著した「光と風と夢」から引用した一節となっています。
やらない後悔よりも、やって後悔するほうがいいという言葉はよく聞くものでしょう。
この場面では、絶体絶命という中で、それでもやらないよりはずっとマシだと敦が語っています。その台詞は、間違いなく名言だといえるでしょう。
2位 3巻 中島敦
名言:「人は誰かに『生きていていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ! そんな簡単なことがどうして判らないんだ!」
芥川龍之介との戦闘の最中、瀕死になりながらも芥川へとぶつけた台詞。
泉鏡花は人を殺すことでしか生きる価値のない人間だと断じ、人を殺さねば価値がないと言い放った芥川に彼は激昂します。
中島敦自身、孤児院で育ち、周囲からの酷い扱いに苦しんできました。鏡花と自分を重ね合わせた上での台詞だと考えられます。
人は一人では生きてゆけず、互いに価値を認め合い、生きていていいと伝えあうことでしか生きていくことができません。
読んでいるこちらの心にも届いてきそうな名言だといえるでしょう。
1位 3巻 福沢諭吉
名言:「仲間が窮地 助けねばならん―― それ以上に思い理屈がこの世に有るのか?」
マフィアに拐われてしまった中島敦を助けろ、そう鶴の一声で命じた際の社長の名言がこれです。
彼は社員の一人であって保護対象ではない、そこまでする義務はないだろう、などと理屈を並べていた社員たちに対しての一言。
これには頭がよく回る江戸川乱歩もついつい閉口してしまいます。
様々な理屈を並べたたてたところで、これに勝る理屈はない。そう言いはった彼がトップに立っているからこそ、こうして探偵社は成立しているのかもしれませんね。
⇒【中原中也】最強は誰?文豪ストレイドッグス異能力強さランキング20【太宰治】
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