【orange】その行動凄すぎる!カッコイイと思ったシーンランキング10【画像付】

 

1度くらいは『あの時こうしてれば良かった』や『あの頃に戻りたい』と考えたことはありませんか?

 

漫画【orange】は『こうしていれば良かった』という後悔、『こうして欲しい』という願いを、26歳の私が「手紙」という形で16歳の私に伝えるというお話です。

実写映画化され、話題にもなりましたよね。それはきっと誰もが1度くらいは考えたことのある事だからかもしれません。

 

16歳の主人公 菜穂は、未来の私から届いた手紙で恋心を抱いている相手『翔』を失う事を知ります。

翔を失わないために、未来から届いた『こうして欲しい』という願いを色々と叶えて行くのですが、未来を変える、変えないは別として『この行動は凄いな~』と思わず感心してしまったものが多々ありました。

 

せっかくなので、思わずカッコイイと思ってしまった行動ランキング10!という形でまとめてみました。ぜひ覗いて見てください。

第10位 【ウチの友達あきらかに嫌がってんじゃん】

第10位

菜穂が翔の元カノである先輩に絡まれている時、貴子とアズがとった行動です。

 

自分の理想の世界では、仲間や家族、同僚が嫌な目にあっている時、すかさずフォローに入ることが当たり前です。

でもそれは、あくまでも『自分の理想の世界』ではの話。

実際はどうでしょうか。

自分の仲間が先輩に絡まれている…。

自分の会社の同僚が理不尽な理由で、上司から責められている…。自分の家族が…。

咄嗟にフォローを入れることが出来るでしょうか?それは年を重ねるごとに難しくなっていくように感じます。

【ここがカッコイイ!】

・仲間のために咄嗟に動ける行動力。

・相手が年上だろうが関係なし。

・自分の事と同じように、仲間を大切に想える心。

 

続いて第9位です。

 

第9位 【上手くいかなくても 何度でもやり直せる】

第9位

翔がまだ先輩と付き合っていた頃に、自分のせいで翔と先輩が喧嘩してしまいました。

そのせいで翔との距離感が掴めず、何だか気まずい状態になってしまった時、それを吹っ切るため、菜穂が前向きになった瞬間の場面です。

 

自分が思い描いたような結果にならなかった時、このように考えられる人は、どれ位いるでしょうか。

自分の思い描く結末と、現実の結果の差によるかもしれませんが、『上手くいかなかった』という負のイメージが働いてしまい、やり直すことが恐くなってしまう人が多いのではないでしょうか。

【ここがカッコイイ!】

・何度でもやり直せると、ぶつかっていける折れない心。

・「上手くいかない」と諦めないところ。

 

続いて第8位です。

 

第8位 【痛みはいつか消える でも後悔は消えない 10年後も】

第8位

球技大会の時、『2アウト満塁…打てば優勝』という場面で、菜穂が代打を頼まれた時の場面です。

こんな責任重大な場面で代打なんて…と足が痛いことを理由に断ろうとしますが、未来から来た手紙のことを思い出し、『自分にできた事をやらなかった』から未来の自分は後悔している…と考え、思い切って打つことに…。そのおかげで見事優勝できました。

 

誰だって責任重大な場面で、「私がやる!」と手を挙げることは難しいことだと思います。

大抵、自分以外の人は『出来た時』のことを考えますよね。

ここでは『菜穂が打ってクラスが優勝する』ということ。

でも自分は『出来た時』のことをイメージ出来ているでしょうか?日頃から練習してきた事であれば別かもしれません。

でも突然自分がすることになった事に対しては『出来た時』よりも『出来なかった時』…『三振して負ける』というイメージの方が強くなってしまうと思います。

【ここがカッコイイ!】

・『出来なかった時』のことを考えるよりも、『やらなかった後悔』の方が嫌だと考えられたこと。

・「自分がやる」と楽な方に流されず言えたこと。

 

次は第7位です。

 

第7位 【いつも ありがとう】

第7位

いつも菜穂と翔のことを気に掛けてくれている須和。恥ずかしがり屋で、優しさもさりげない須和。

そんなさりげない優しさに気づいた時、菜穂の口から出た心からの言葉です。

 

いつもありがとう」って最強の言葉だと思いませんか。

この言葉が出るという事は、小さな小さな積み重ねのものごとを、その人が気づいているという事です。

例えば、1番分かりやすい事を言うと、親が家族のために一生懸命働いてくれること。

 

仕事をする上で、嫌なことって沢山あります。

理不尽なことでお客様からクレームを受けたりしているかもしれません。

上司から厳しいことを言われているかもしれません。会社の経営で悩んでいるかもしれません。

『仕事なんて辞めてしまいたい』と思う瞬間ってあると思います。

でも家族のことを想い、自分を奮い立たせて頑張っているのだと思います。

 

また、料理に洗濯、掃除。小さい頃は当たり前にご飯が食べられること、自分の洋服が当たり前に洗濯してあること、部屋の中が片付いていることが当たり前だと思っていませんでしたか?

そんなことはありません。誰かのおかげで『当たり前に保てている』だけなのです。

当たり前のことを、当たり前だと思わず、感謝の思いを持つことは大事だと思います。

 

この言葉を受け取った側は、自分のしていることに気づいてくれていると、更に頑張ることが出来るのではないでしょうか。

【ここがカッコイイ!】

・ささやかなこと、当たり前だと見逃してしまいそうなことも、気づいて感謝することができるところ。

・当たり前は、当たり前じゃないと気づけたこと。

 

続いて第6位です。

 

第6位 【お前は悪くない】

第6位

「俺のせいで、母さんは死んだんだ」と自分を責める翔に須和はこの言葉を言い、翔を抱き締め涙を流します。

自分の事を責める相手…まして『自分の母親が死んだ』という重い事実を知って尚、真っ直ぐこの言葉を伝えることは、どれだけ難しいことでしょうか。

 

『自分のせいで』と一度思ってしまえば、例え自分のせいではない事でも、全て自分のせいの様な気がしてきます。

その様な状態になると、自分のせいじゃないという事すら分からなくなってしまいます。

だから周りから言葉を掛けることが必要なんです。

 

でもそれは、上辺だけでは相手に伝わりません。真っ直ぐ真剣にかける言葉だからこそ、相手の心にも伝わるのだと思います。

【ここがカッコイイ!】

・「お前は悪くない」と真剣に涙を流せるところ。

・翔が必要だと心の底から伝えるところ。

 

第5位 【一緒に走りたい】

第5位

体育祭のリレーのアンカーに選ばれた翔。でも足を挫いて転倒し、ビリになってしまうという事が手紙に書いてありました。

翔の悔やんでいる様子を見て、手紙には『翔をリレーのメンバーから外してほしい』とありましたが、その時に菜穂たちみんながとった行動です。翔をリレーの選手から外すのではなく、「一緒に走りたい」と…。

 

もし自分の仲間が、力が足りなかったり、失敗したりした結果、周りの足を引っ張ってしまったとしたら、本人は『自分のせいで』と後悔してしまうでしょう。

でも、失敗してしまったものは仕方ありませんし、力を出し切った後に負けてしまったとしたら、それも仕方のない事だと思います。それでも、頭では分かっていても、すぐに切り替えることは難しいですよね。だからこそ周りのフォローが大事なのです。

【ここがカッコイイ!】

・結果はどうだったとしても、みんなでバトンを繋げることが大事と考えられるところ。

・もし仲間に何かあった時は、そばで支えられるように近くに居たいと考えられること。

 

続いて第4位です。

 

第4位 【仲間がいる それは 10年後も変わらない仲間】

第4位

菜穂と須和にだけ10年後から手紙が届いていたと思っていたら、他の3人も同じように10年後の自分から手紙が届いていた時の場面です。

 

この場面を読んだ時、自分には学生時代から変わらない仲間って居るかなと真剣に考えていました。確かに今でも仲がいい友達は居ますが、【仲間】と呼べる人は居るでしょうか。

【友達】と【仲間】。似ているようで、私の中では全然違います。

友達は一緒に遊んだり、心を許したりする相手であり、仲間とは楽しいことはもちろん、苦しいこと辛いことも、一緒に乗り越えてきた人達のことだと勝手に考えています。

 

その仲間の心が10年後も変わらず、当たり前にそばにあるって凄い事だと思いませんか?

【ここがカッコイイ!】

・仲間のために、みんなで頑張れること。

・10年後も変わらず、仲間を想っていること。

 

さぁBEST3の発表です。第3位どうぞ!

 

第3位【菜穂と翔の味方だから どうか翔と菜穂に お互いの気持ちを、気づかせてあげてください。】

第3位-①

須和は菜穂のことが好きで、菜穂以外の仲間は全員須和が菜穂を好きだという事を知っています。

でも須和にとっては、翔も菜穂も大事な仲間で、惹かれ合っている2人のために自分が身を引こうと考えます。

 

これ高校生の須和の言葉と、手紙に書いてある10年後の自分の言葉なのですが、この場面を読んだ時『なんて出来た男の子なんだ』と思わず涙が零れそうになりました。

普通仲間のために、潔く身を引く事って出来ますか?簡単なことではないと思います。

もし私なら『私も〇〇のことが好き』と言ってしまうかもしれません。

簡単なことではないからこそ、【身を引く】という決断をした須和の心が痛いくらいに伝わってきて、心が震えずには居られませんでした。

第3位-②

【ここがカッコイイ!】

・仲間のために【身を引く】という決断をした須和の決意。

・何よりも自分が菜穂の隣に立ちたいはずなのに、大好きな2人のために、背中を押してあげたこと。

第3位-③

 

続いて第2位です。

 

第2位 【私は平気だよ 前のように翔と話せなくなった今がつらい】

第2位-①

大晦日に翔と菜穂が大喧嘩をしてしまい、それからずっと気まずい関係になってしまった2人。

菜穂は何度も話をしようと思いますが、翔はずっと菜穂を避けた状態になってしまっています。

やっとのことで翔と話をすることが出来た菜穂。その時に10年後の菜穂が手紙に書いてくれた言葉を翔に伝える場面です。

 

避けられている相手に、何度も向かっていくことは、考えるよりも難しいことだと思います。

お互いに『傷つけてしまった』と後悔し、中々上手く話すことが出来なくても、相手と向き合い、話をすることは、とても大切なことですよね。

面と向かって話しをしなければ、分からないことも多いです。

メールや電話では相手の顔が見えないので、相手の心の内まで見ることは至難の業だと思います。

第2位-②

【ここがカッコイイ!】

・喧嘩しても何でもいいから、きちんと面と向かって話しをし、「話が出来ない方が辛い」と伝えることが出来たこと。

・恥ずかしがらずに、きちんと自分の気持ちを翔に伝えた菜穂はカッコイイ!

 

いよいよラストです。第1位!

 

第1位 【重かったら 無理して持たなくても いいんだよ みんなで持てば重くない】

第1位-①

これ…この場面のこの言葉を読んだ時に、自分の中の何かがフワッと軽くなったような感覚がありました。

実際、本編の中のこの場面は、体育祭で菜穂と翔が先生に雑用を頼まれ、2人でマットを運んでいた時の場面です。

2人で運んでいたマットが重くて、一端休憩をしようとしていた時に、須和・貴子・アズ・萩田がマットを一緒に持ってくれます。

その時に翔は、自分の母親が本当は亡くなっていることを打ち明けます。

 

翔の心の中は、母親が亡くなった事で、真っ暗な闇に覆い尽くされて居たのでしょう。

暗闇の中でもがき、苦しみ、訳も分からず進もうとすると傷だらけになってしまう。

だから翔は死を選択してしまったという未来があったのかもしれません。

 

【重かったら無理して持たなくてもいいんだよ みんなで持てば重くない】

 

この言葉を聞いた翔の心は、どれだけ軽くなったことでしょうか。『無理しなくていい』『自分はひとりじゃない』と思えることが、どんなに心強いことか…。

本当に心から想い合える仲間が居ること。自分を大切に想ってくれる人が居るということは、それだけで心が強くなれる気がします。

第1位-①

【ここがカッコイイ!】

・翔の話を真剣に聞き、翔の辛さを一緒に共有できるところ。

・ひとりじゃないと翔に伝えるところ。

 

 

いかかでしたか?

私が思うランキングでしたが、共感できるものはあったでしょうか?

 

 

暗闇の中に自分1人で居たら、闇から逃げ出したくても、中々抜け出すことが出来ません。でも自分を想ってくれる仲間が、暗闇の中で手を繋いでくれたら…抱き締めてくれたら…その温かさに安心できるのではないでしょうか。

また10年後の菜穂たちは、翔を失ったことで心にポッカリと穴が開いたまま過ごしていたと思います。

翔を失ったことで出来た【心の穴】は埋めることは出来ないけれど、過去に手紙を送ったことで、少しの希望が沸き、【心の穴】をその希望で少しばかり埋めることが出来たかもしれません。

 

この漫画は、命と仲間の大切さを考えさせられるストーリーになっていると思います。

とても考えさせられるストーリーなので、読んだことがない方は是非お手に取ってみてください。